投稿者: ASTRO-KT 日時: 2006年 6月 17日(土)
いつもお世話になっております。
カシミール3D(Ver8.6.9)でSRTM3 Version2のHGTファイルを使っているのですが、ちょっとデータを修正したい箇所がありまして、地形エディタプラグインをインストールしました。その際、少々不具合を発見しましたので報告しておきます。
地形エディタプラグインはDCMファイルでないと使えないとのことですので、HGTを開き、「地図を圧縮」でDCMを作成しました。
しかし、出来上がったDCMは、元のHGTと微妙にズレがあるのです。具体的には、元のHGTに比べて440mほど北西にズレているのです。
数年前、ここの掲示板の発言番号#5624でDCMにズレがある件について投稿があり、不具合を修正されたことを知りましたので、念のため「地図情報の変更」を開いてみました。すると、測地系がTokyoになっていました。元のHGTはWGS84(だと思うのですが詳しいことは知りません)なので、試しに測地系をWGS84に変更すると、ズレは解消され、正常な位置に戻りました。
変更するのは大した手間ではありませんので、現状のままでも構わないのですが、できればHGTで使われている測地系を自動的にDCMに反映させることは出来ないでしょうか。
さらに、測地系を変更する前のDCMで経線・緯線を表示させると、緯線は表示されるのですが、何故か経線が全く表示されません。測地系変更後は正常に表示されるようになります。
以上の件につきまして、ご確認くださいますよう、お願いいたします。
またついでですが、「地図を圧縮」ダイアログで「いま開いている地図の全体」を選んで圧縮をすると、進捗のパーセント表示がおかしくなります。100%を遥かに越えて、1800%以上の値までいきます。もしかして、データの存在しないところも確認して圧縮しようとしているのでしょうか。ちなみに「いま開いている地図で、緯度経度で指定する範囲」を選んで圧縮すると、100%で正常に終了します。(この設定ですと、先の経線の問題は起こらないようです?)
これにつきましても、よろしくご確認のほど、お願いいたします。
#以下蛇足です。HGTファイルをXEMファイルに圧縮すれば、上述したような問題はありませんので、XEMファイルでも地形エディタプラグインが使えるようにしていただけると嬉しく思うのですが・・・。勝手なお願いですが、ご検討いただければ幸いです。(HGT→DCMよりも、HGT→XEMのほうが圧倒的に圧縮速度が速いので、できればDCMへの圧縮はあまりやりたくありません。それにXEMのほうがファイルサイズが小さいですし、何よりも新たな地域のデータを追加する際に既存の地域を再度圧縮しなおさずに済むのがありがたいです。)