14.2  フレームの登録

 ムービーの作成は、いくつかのキーとなるフレームのみを設定すれば、残りのフレームは自動的に作成されます。このキーとなるフレームのことをキーフレームといいます。
 もっとも簡単な場合では、最初と最後の2つのフレームを登録すれば、その間のフレームは自動的に計算されます。動きの転換点など、必要最小限のキーフレームを作成すればいいわけです。
 

(1)キーフレームの登録

 ムービーメーカを立ち上げて、さらにカシバードを1つ立ち上げます。ムービーの設定はこのカシバードでデザインします。もし、カシバードが2つ以上立ち上がっている場合は、Activeとタイトルに書かれたカシバードが対象となります。
 このカシバードで、カメラ位置などを調整したあと、ムービーメーカでキーフレームを登録します。
 キーフレームの登録は以下の方法があります。
 

(a)カレントフレームを選んで登録する

 カレントフレームの数字を変えて、[キーフレーム登録]のボタンを押すと登録できます。
 カレントフレームは、タイムチャートの各フレームをクリックしても変更できます。ただし、赤や青のボタンを押してはいけません。

(b)タイムチャートで右クリック

 タイムチャートの登録したいフレームにあるボタン(青や赤など、黄色以外)の上で右クリックすると、[キーフレーム登録]のメニューがありますので、これを選択します。
 

(2)フレームの再現

 各フレームの設定状況をカシバードで確認することができます。
 フレームの全体を確認するには、タイムチャートの黄色いボタンを押してください。現在のカシバードに設定が転送されます。

 レイヤーを切っている場合で、各レイヤーのフレームを見たい場合は、各レイヤー上のボタン(青または赤)を押してください。右クリックして[フレーム再現]を選択してもOKです。

(3)プレビュー

 とくに、カメラの位置などを確認するために、すべてのフレームを順に見たい場合は、カメラプレビューにある、右矢印、左矢印などのボタンを使ってください。停止するには真ん中の停止ボタンを押します。

(4)キーフレームの編集

 キーフレームの位置を変更したい場合などは、キーフレームの赤いボタンの上で右クリックして、[切り取り]、[貼り付け]、[コピー]のメニューを使ってください。

(5)GPSデータからのムービー作成

 GPSデータのトラック、またはルートデータからムービーを作成できます。
 地図上、またはGPSエディタで該当データを選択し、右クリックの[ムービー変換]を選択してください。
 つづいて、設定ダイアログが出ますので、時間倍率を上下させて、フレーム数が適切な量になるように設定します。また、スムージングでルートをなめらかにすることもできます。ポイント数を多くするとなめらかになりますが、元のルートからはずれることがあります。

 


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