投稿者: 池のカモ 日時: 2011年 8月 06日(土)
回答先: Re: 飛行データ 投稿者: なかざわかずお。 日時: 2007年 10月 10日(水)
私の住む市の東隣の町、そこの台地(標高180m)に地方空港があります。羽田などからの便は2時の方角から市の北部上空に入り大きく左旋回、ぐんぐん高度を下げ、飛来とは反対の方角の8時の方角から滑走路に進入します。離陸のときは滑走路を2時の方角へ飛び立ち、離陸後先方直近の山を避けすぐ左へ急旋回、そのまま大きく弧を描きながらエンジン全開で上昇を続け市の東部上空を抜け所定のウェイポイントを通過したあと、さらにその円弧を飛び続けやがてはメインの空路に到達するとそれに乗って羽田方面へと向かいます。
このような螺旋を描くフライトを毎日見ていますので、その離着陸時の飛行コースを「ルート」で見てみたいという思いにかられました。(離着陸のGPSデータが得られるとまことにありがたいのですが。)
1)『カシミール』での作業
離着陸コースを「ルート」に作成し、「GPSデータ編集」で標高を入力。コースも高度も観測による想像値です。
2)「カシバード」で
描画で空中での位置関係がつかみにくいときは適当な地点ごとにフライトルートから地表へ垂線をおろします(参照:#14078)。
3)「デジカメプラグイン」で
搭乗機の窓から見える風景も欲しいのでカメラを進行方向に対し横向きに置き、ルートづたいにウェイポイントごとキーフレーム登録、撮影です。さてここからがちょっと手間です。ルート作成時刻と画像作成日時を合わせねばなりません。私が採ったやり方は、まず全画像をJPEGに変換。GPSデータエディタでルートを開きウェイポイントごとの作成時刻を見ながら、そのポイントで撮影した画像のExifにその時刻を書き込んでいくというものです(フリーソフト『ExifChanger』に感謝です)。
4)3D画像
離着陸時の飛行機の窓からの(擬似)ビューをよりリアルに楽しむため3D画像も撮ります。「ムービー作成」の段階で撮影ポイントごとにカーソルキーで「カシバード」位置をわずかにずらした撮影をキーフレーム登録でショットごとに入れ込むと(参照:#11025)各撮影ポイントでの左右一対の画像が得られ、フリーソフト『SPM』でMPOファイルに変換でき、もっとも簡便にはMPO対応フォトフレームで裸眼立体視が楽しめます。