投稿者: cwk 日時: 2007年 10月 16日(火)
回答先: GPSからPCへのデータ加工 投稿者: たけお 日時: 2007年 10月 14日(日)
私自身GPSの世界は駆け出しなもので、自分の頭の中を整理する上でもまとめてみました。
(諸先輩方、すいません、間違ってましたら、ご指摘ください。)
>Delmore Earthnmate GPS LT-20
私が初めて聞くメーカーで、ちょっと興味がありましたのでメーカーのサイトのぞいてみました。
>カシミールの本題とは若干ずれるのですが、カシミールに取り込むためのデータとして
>GPSからPCやPDAなどに入ってくるデータはどのような形式になっているのでしょうか?
カシミールに関しては(移動の軌跡を見るだけであれば)NMEA形式のデータであれば受けてくれると思います。・・・後述のドライバでNMEAを選択すれば大丈夫ではないかと思います。
>GPS受信機とPCなどの機器との間の情報
GPS受信機といってもPCとのインターフェースは特別なものではなく、大抵はシリアル(RS-232CもしくはTTL),USB,カード(PCカード,CFまたはSDIO),Bluetoothのいずれかです。
いずれの場合も最終的には仮想COMポートドライバ等でCOMポートに接続されたデバイスとして認識されるようです。
>-GPSはデータをNMEAの規格でおくってくる、
一般的にはNMEA形式ですが、レシーバの機種によってはバイナリの場合があるようです。
(設定でNMEAとバイナリの切換が可能なものも。)
>-キャプチャーソフトで定期的にそのデータを人間が読めるデータ形式
NMEAデータはテキスト(CSV)なので、人が見てもある程度「読めます」が、データの意味を判りやすく表示するソフトとして・・・
・マッピングソフト(地図上に軌跡を表示する、カシミールのようなGPS対応の地図ソフト)
・NMEAモニタソフト(衛星の受信状態をグラフィック等で表示してくれるソフト)
があります。
> 読み込む感覚も指定してGPS受信機をPC側から読み込む
データの間隔は、レシーバの設定用のツールなどで設定することになるようです。
(レシーバによっても異なるかも知れませんが、通常は最初は「初期値」が設定され、そのままでも動くと思われます。)
>-基本的にはPCやPDAのキャプチャーソフトでGPS受信が常時受け取っている
> 位置データをPCの情報としてなんらかの形(テキスト形式など)にのこす。
「ログ機能」と呼ばれ、マッピングソフトやNMEAモニタソフトに、その機能が付いている事が多いようです。(なお「カシミール」の場合はNMEA形式ではデータが残せないようです。)
>GPSをコントロールし、GPSからのデータを収集する機能はカシミールにはあるのでしょうか、
GPSレシーバをコントロールする機能はないと思います。
データ収集はNMEA形式ではありませんが、残せるようです。
>なければどのようなソフトを利用しなければいけないのでしょうか?
気の利いたメーカーの製品であれば、必要なツールは付いてくるのではないかと思います。
(レシーバのコントロール(設定)ツールだけはメーカー添付品が間違いないように思います。)
>ちなみにGPSの位置情報信号の受信間隔は基本的に常時と考えていいのでしょうか?
「常時」が何をさすのかわかりませんが、レシーバ自体は衛星の電波を常時受信して信号を解析し、指定した周期でデータを出力します。
さて、メーカーのサイト見てみました(ちょっとわかりにくいサイトでした)が、このレシーバ、もしかするとUSBの段階ではバイナリで、「シリアルエミュレーションドライバ」で、NMEAに変換しているのかも知れません。
というのも、このドライバ、3つの仮想COMポートに対して並行して出力出来るようですが、RAW(バイナリ)とNMEAをポート毎に選べる仕様だからです。
それにしても3つの仮想ポートに出力出来るという仕様は、「カシミール」ユーザにとってありがたい機能のように思います。
(NMEAモニタやNMEAログツールを同時に使用できそうなので。)
試用してみようと思いドライバはダウンロード出来たのですが・・・残念ながら私のマシンでは動きそうにありませんでした。