13.10.6  風景の詳細/太陽

 このページでは太陽の設定をします。
 

(1)光源の設定

 太陽の設定を行います。

(a)光の色

 光の色を設定します。
 光の色は通常変えません。夕焼けなどは太陽の仰角を低くすると自動的にできます。
 色を白以外にする場合は、できるだけ、極端に原色に近い色にしない方が自然です。
 この色は、太陽を描画するときの太陽の色には関係しません

(b)影の強度(レイトレ用)

 この設定は、レイトレーシングで影を描画するときに有効です。
 影の強度は、通常より暗い影を作りたいときに1より大きくします。
 なお、影は、各地形のマテリアルの環境光強度の値で描画されます。影の強度を1にしたときは、このマテリアルの強度で描かれます。
 

(2)太陽の方向

 太陽の方向を設定します。
 太陽の方位は緑のコンパス、仰角はダイアルで設定します。
 コンパスの上がどちらを向いているかはコンボボックスの設定で決まります。[地図の方向]を選ぶとコンパスの上は北に一致するので、太陽の方向を東にするとカメラの向きに関係なく東から太陽が当たります。[視線を基準]を選ぶとコンパスの上はカメラの向いている方向になるので、いつもカメラの真横から太陽を照らしたいときはこちらを設定します。
 太陽の高度を下げると光が弱くなるので全体に暗くなりますが、陰影がはっきりします。
 太陽を真横から当てると陰影がはっきりします。

(a)日時から方向を決める

 このボタンを押すと、面倒な設定をせずに、ある日のある時刻の太陽の位置を簡単に設定できます。
 ボタンを押すとカレンダーが出ますので、設定したい日付と時刻を選択すればOKです。
 

(3)太陽の描画

 太陽そのものの描画をするかどうかを設定します。

(a)太陽を描画する

 太陽を実際の視直径の大きさで描きます。
 普通、カメラなどで太陽を見ると、太陽によってレンズフレアなどが発生して、実際より大きく見えます。このレンズフレアの効果については[効果]のページで設定できます。

・太陽の色

 太陽を描画する色を決めます。光の色と別にすることができます。

(b)光冠を描画する

 太陽に雲が重なったときなど、太陽の周囲に虹色の暈などができます。この効果を描きたいときに設定します。

・光冠の半径

 光冠の半径を設定します。大きくすると光冠の半径も大きくなります。

・光冠の強度

 光冠の強度を設定します。大きくすると光冠が濃くなります。小さくすると薄くなります。

・光冠の色

 光冠の色をグラデーションパターンで設定します。
 グラデーションパターンは、内側から外側に向かって設定します。
 このコントロールでは、下のマーカーの位置で色を設定できます。マーカーをクリックすると、色を変更できます。また、なにもないところでクリックすると、その位置に新しくマーカーができます。マーカーをコントロールの外にドラッグすれば、そのマーカーを削除することができます。
 

(4)ライブラリ

 プリセットライブラリや、登録した光冠のパターンを呼び出します。

(5)登録

 光冠の設定をライブラリに登録します。

 

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