カシミールでは、EMPEX製のハンディGPS『map21』から、直接データをダウンロード、またはアップロードできます。
ポケナビミニ、ポケナビマウントミニについてはGARMIN製GPSと同じ方法でデータを転送してください。
ダウンロードできるのは、ウェイポイントとトラックの各データ、アップロードできるのは、ウェイポイントのデータのみです。
トラックのアップロードと、ルートデータのやりとりはできません。
なお、map21とカシミールでは、データ名称が以下のように異なりますのでご注意ください。
map21 カシミール
ポイント ルート 軌跡 ウェイポイント ルート トラック
(1)ダウンロード
map21に記録したデータをダウンロードするには、次の手順で行ってください。
(a)RS-232Cの接続map21とPCのRS-232Cを接続します。map21に付属のケーブルを使用してください。
(b)カシミールの準備
カシミールを立ち上げます。
データ整理のためには、新しいGPSデータベース(GDBファイル)を開くのがベターです。[新規作成]-[GPSファイル]で、新しいGDBファイルを作成します。(c)ダウンロード
[通信]-[GPSからのダウンロード]を選択し、[ウェイポイント]、[トラック]のいずれかを選びます。
機種設定になりますので、[EMPEX map21]を選択します。機種設定が出ないときは、[通信]-[アップロード/ダウンロードリスト]を選択して、アップロード/ダウンロードリストのウインドウの[機種設定]で変えてください。
通信設定のダイアログが出ますので、COMポートを選択して、[開始]を選択します。
＜オプション＞
オプションとして、[GPSの標高データを使う]があります。これをチェックすると、GPSに記録されている標高値をそのまま読み取ります。チェックをはずすと、地形データの標高値に置き換えます。
また測地系を、map21で使用しているものと合わせてください。
(d)GPSの設定
map21のマニュアルにしたがって、ポイントまたは軌跡データを出力するようにしてください。
(e)アップロード/ダウンロード リスト
ダウンロードしたデータはいったん、アップロード/ダウンロードリストに入ります。
ここで、不要なデータや名前の変更を行ってから、カシミールのGPSデータベースに登録することができます。
カシミールのGPSデータベースに登録するには、[カシミールに保存]を選んでください。なお、このウインドウからもアップロード／ダウンロードの操作が可能です。
(2)アップロード
map21にウェイポイントをアップロードするには、次の手順で行ってください。
なお、トラックデータとルートデータはアップロードできません。
ただし、ウェイポイントの[GPSでの名前]はmap21では「読み」に変換されます。また、「読み」には、半角カナまたは英数字以外の文字はアップロードできません。
これらのことに注意してアップロードしてください。
(a)RS-232Cの接続map21とPCのRS-232Cを接続します。付属のケーブルを使用してください。
(b)カシミールの準備
カシミールを立ち上げます。
アップロードするデータが入っているGDBファイル等を開くか、あるいは作成します。(c)アップロード
[編集]-[GPSデータの編集]を選択し、GPSエディタを立ち上げます。
右側のリストから、アップロードするウェイポイントを選択し、[通信]-[アップロード予約]-[選択データ]を選択します。
また、地図上から、ウェイポイントを右クリックして、[アップロード]を選択してもOKです。(d)アップロード/ダウンロード リスト
アップロードするデータはいったん、アップロード/ダウンロードリストに入ります。
ここで、名前の変更や不要なデータの整理を行ってからアップロードできます。名前の変更は、該当データをクリックすることで行えます。
また、数個以上のデータを選択状態にして（CTRLキーを押しながらクリック）、[一括名前変更]を押すと、名前を一度に変更できます。この場合、地名データと同じものがあれば、地名データの読みからローマ字を自動生成することもできます。[名前の整理]では、同じ位置のウェイポイントを一つの名前にすることができます。名前はウェイポイントの最初に現れたものに置き換えられます。
[機種設定]が[EMPEX map21]になっていることを確認してください。
以上の作業が終わったら、[アップロード]ボタンを押します。
(e)map21の設定
map21の取扱説明書にしたがって、map21をデータ受け入れ可能な状態にします。
(f)アップロードの開始カシミール側の[開始]ボタンを押して、アップロードを開始します。